今回はバランタイン12年です。
筆者が大好きなジョニ黒と同じ「ブレンデッド・スコッチ・12年ラベル」という共通点を持つ本製品にを飲み、勉強していきたいと思います。個人的には、ちょっと贅沢をしたい時に飲むウイスキーの定番品です。
ピート感が欲しい時はジョニ黒、蜂蜜感やフルーティーな味を欲している時はバランタイン12年を飲んでいます。
目次
商品の説明・特徴
公式サイトはこちらより。
”香り:蜂蜜やバニラを思わせる甘く華やかな香り。
味わい:複雑ながらもバランスの取れた、クリーミーで飲み応えのある味わい。"
との事です。
ピートに関しては触れられていない事から、ピートが苦手な方でも飲みやすいのかな?と想像されます。また、こちらの対談記事によると、香りについて強調されていました。
創業は1827年。スコッチウイスキーの中で、販売量はジョニーウォーカーに次いで第2位との事です。日本国内の販売代理店は、サントリーです。
キーモルト
公式サイトおよび、公式に準ずる記事(バランタイン社スタッフへのインタビュー記事)は見つけることができませんでした。
先ほどのインタビュー記事を読む限り
- ミルトンダフ
- グレンバーギー
- ロングモーン
は使われているであろうと考えられます。グレンバーギーはフルーティーさが特徴との事なので、個人的には好みであろうと思われます。見かけたら飲んでみたいです。また、グレントファースやスキャパを挙げている書籍もありました。
価格と入手性について
価格
本記事作成時点(2024.03)ですが、各種通販サイトや大手小売店店頭を見る限り、実売価格3,000円程度で購入できる印象です。スコッチ12年ラベルという共通点を持つジョニ黒と、似たような価格帯と言えます。常飲するにはちょっと値は張りますが、ちょっと良いウイスキーを飲みたい時には飲みやすい価格帯だと思います。
入手性
筆者自宅近くのスーパーでは、常に陳列されています。ただ、後述しますが2024年5月をもって終売の噂があります。その影響か、大手酒販売店では見かけなくなりました。
決して珍しいウイスキーでは無い筈ですが、今後は入荷する店も限られてくるかもしれません。
飲んでみた感想と美味しかった飲み方
ストレート
バニラと蜂蜜の甘味を足して2で割ったような、複雑な甘味というのが最初の印象です。口に含んだ瞬間はバニラをより強く感じ、口の中で段々と蜂蜜感が出てくると感じました。途中、ジョニーウオーカー黒のような、甘塩っぱい感じも僅かにあるような気がします。
途中、嫌な感じはありませんが若干渋みのような味も感じます。ピート感は、殆んど無いように思います。
トワイスアップ
ウイスキーと水は1:1にしています。
ストレートと比べてアルコールの刺激が抑えられ、相対的に甘味をより強く感じるようになった印象です。ストレートの時よりも、より蜂蜜の甘さと甘塩っぽい味が強くなった気がします。
ロック
4つの飲み方の中で、最もバニラと蜂蜜のような甘味を強く感じました。特に、ストレートで感じでいた後半の蜂蜜感が強くなったように思いました。一般的には冷やすと甘味は感じにくくなるので、不思議です。
ストレートの時にあった、渋みはほとんど感じません。甘いウイスキーが飲みたい時は、バランタイン12年ロックだなと感じました。
ハイボール
ウイスキーと炭酸を1:3(目安)で作っています。
口に含んだ瞬間から、バニラ感よりも蜂蜜感を感じます。バニラ味をほとんど感じること無く、すぐに蜂蜜の味に行ってしまう感じでしょうか。食事中でも食事の邪魔はしないように思いますが、個人的には食後にデザート的に飲む方が良いかな?と思いました。
美味しかった飲み方の順番
- ロック
- ハイボール
- トワイスアップ
- ストレート
濃厚な甘味で贅沢感のあったロックを1位にしました。終売も決まっていますので、今後バランタイン12年はロック以外飲まなくても良いのでは?というくらい、ロックが美味しかったです。
2位はハイボールです。ハイボールにすると個性が薄れて、「ハイボールならこの価格帯のウイスキーじゃなくても良いかな?」と感じる銘柄も多いのですが、バランタイン12年はハイボールにしても非常に美味しかったです。
まとめ 終売の噂あり。お好きな方はストックを
筆者は、公式サイト及びそれに準ずる筋の情報しか(100%は)信じないタイプの人間です。ただ、バランタイン12年の終売情報は、かなり多くの方・色々な意味で実績・信頼できそうな方が情報発信している事から、おそらく事実なのかな?と考えています。
味に関しては、濃厚な蜂蜜感があり非常に好みでした。この価格帯でこれほど味の満足度が高いウイスキーもそうそうありませんので、店頭で見かけたら購入したいと思います。
- 味の満足度:8/10 (ピートは感じませんが、文句なしに美味しいです)
- 入手性:7/10 (2024年5月以降、即店頭から姿を消すのかは不明)
- また購入したいか:10/10 (ジョニ黒と並び、ぜひ飲み続けたいウイスキーの一つです)