〜5000円 スコッチ ブレンデッド ペルノリカール

シーバスリーガルミズナラ 12年を飲みました

今回はシーバスリーガルミズナラ12年について勉強、後半は飲んでいきます。

シーバスリーガルという製品については前回の記事である程度学習した(つもり)なので、今回はミズナラについて勉強してみたいと思います。

記事後半は、いつも通り飲んでみた印象・感想を。

商品の説明・特徴

公式サイトはこちらよりどうぞ。公式サイトによると

”日本限定発売の特別なスコッチウイスキー”とあります。

また”シーバスリーガル ミズナラ 12年は、日本原産のミズナラ樽で一部をフィニッシュした原酒がブレンドされた、世界初のブレンデッドスコッチウイスキーで、実にユニークなウイスキーです”とも記載されています。

この記載を見る限りでは、「ミズナラ樽で12年熟成した原酒」ではなく、「ミズナラ樽でカスクフィニッシュした原酒」が使われていると思われます。カスクフィニッシュした期間がどれくらいなのかは分かりませんが、レギュラー12年と飲み比べると、明らかに違う事はわかります。

なお、ペルノリカール社の海外版サイトをみたところ「シーバスリーガルミズナラ」という商品はありましたが、こちらには年数表記がありません。12年以上熟成していれば「12年」と表記した方が商品力も高まるはずなので、12年までは熟成していない原酒が使われていると思われます。

今後海外に行く機会があれば、こちらを買ってきて日本限定のミズナラ12年と飲み比べてみたいなぁなんていう想像(妄想?)も膨らみます。

取り扱いは、ペルノ・リカール社です。

キーモルト

公式サイトには記載がありませんでした。単純に考えれば、レギュラー12年同様ストラスアイラがキーモルトであろうと考えられます。

価格・入手性

価格

本記事作成時点(2024.04)では、各種通販サイトや大手小売店店頭を見る限り、実売価格税込4,000円前後で購入できる印象です。個人的には、常飲は厳しいですね。飲む時は、何かしら理由・キッカケが欲しいです。

入手性

やまや等、大手酒屋に行けばある印象です。価格帯・商品の特性的にも、メジャーどころとは言えないのでしょうか?近所のスーパーにはレギュラーシーバスリーガルはありますが、こちらはありませんでした。

ミズナラについて

  • ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。ミズナラは、材に水分が多く含まれており燃えにくい事からついた名称。

  • 寒冷な気候を好み、北海道のものが特に良質とされる。

  • 最初にウイスキーの樽に使ったのは、サントリー。元々は、第二次世界大戦でシェリー樽が輸入しにくくなり、その代替として使い始めた。

ミズナラ樽と言われて真っ先に連想するのはサントリーの山崎でしたが、このような経緯があったのですね。

ミズナラ樽原酒 味の感想

以前、サントリーの山崎蒸留所にてミズナラ樽熟成原酒の試飲をした事があるので、そちらの感想を。

スパイシーなほろ苦さが印象的。シナモンとか、そっち系の香辛料っぽい味わい。単体で飲むと、クセがあってそこまで好みではない感じでした。あくまで最後のアクセントとして使われる事で、味が締まって全体が美味しくなるのかな?と感じました。

飲んでみた感想と美味しかった飲み方

ストレート

最初に、リンゴというよりは蜂蜜系の甘さが来ました。途中からバニラっぽい甘さと、少しずつスパイシーな味に変わっていく感じ。私のように、味変系が好きな人にはかなり合うと思いました。

トワイスアップ

ウイスキーと水は1:1です。

香りは、ストレートの時より全体的に強く感じます。

味は、逆にストレートの時の方が強く感じたような印象です。甘さが最初で、後半に水楢樽のスパイシーさっていう流れは変わりません。ただ、ストレートの時は最初蜂蜜感だけ感じたのですが、トワイスアップアップは蜂蜜とバニラが同時進行で来る感じです。加水量の問題かもしれませんが、個人的にはストレートの方が個性を感じて好みでした。

ロック

レギュラー12年同様、冷やされる事で甘みが強くなる印象です。

口に含んだ瞬間は、バニラというよりは蜂蜜の甘みが強めだと思いました。ミズナラ樽に特徴的なスパイシーさは、ロックにすると若干薄れる印象です。美味しいとは思うのですが、これくらいの味に落ち着いてしまうなら、わざわざミズナラをロックにしなくてもシーバスリーガルレギュラー12年のロックで良いような?という気はしました。後日、レギュラー12年と同時に飲んで飲み比べしたら、感想が変わるかもしれません。

ハイボール

口に含んだ瞬間は、蜂蜜っぽい甘みがあります。ただ、そこまで時間が経たないうちに、ミズナラっぽいスパイシーさに味が移っていく印象です。

こちらも美味しいとは思います。公式的にもハイボールを推していますが、一方個人的にはそこまでかな?という気はします。

美味しかった飲み方の順番

  1. ストレート
  2. ロック
  3. トワイスアップ
  4. ハイボール

ストレートが、最も個性を感じたので1位にしました。それ以降は、味順もありますがコスパ的な意味も含めてこの順番にしました。この価格帯のハイボールは、もっと個性的で美味しくあって欲しかったなという意味合いもあります。

まとめ

ミズナラ樽を使ったウイスキー、サントリーの山崎シリーズやイチローズモルトのミズナラウッドリザーブ等がありますが、どちらも非常に入手が難しくなっています。その点、シーバスリーガルミズナラは、大きめの酒屋さん(もしくはネット)で、容易に入手可能です。

ミズナラ樽のウイスキーが好みに合うかチャレンジしたり、レギュラーシーバスリーガル12年との飲み比べの為に購入してみるのも、非常に面白いと思います。個人的には、今のボトルが空いたらまた購入したいと思います。

  • 味の満足度:9/10 (ミズナラ樽に特有の、後半のスパイシーな味わいは非常に好みでした。)
  • 入手性:8/10 (何処でも買えるとまではいきませんが、十分購入しやすいです)
  • また購入したいか:8/10 (レギュラー品より味は好みな気がしますが、お値段も嵩むので同じポイントとしました)

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