今回は、ザ・グレンリベット12年について勉強・飲んでいきます。
ウイスキーを飲み始めた頃、SNSで知り合いが飲んでいるのを見て存在を認識した銘柄です。その時からずっと興味はあったのですが、大手酒販売店に行けばいつでも入手は可能です。また、4月からサントリー系のウイスキーが全体的に値上げする事もあり、中々購入の順番が回ってこずにいました。むしろ、数ヶ月前に発売された、200周年記念ボトルを先に購入したくらいです。
そんな折、運良く店頭で安くなっていたのでこれ幸いと購入。今回はじめて飲んでみました、という次第です。
結論からいうと、もっと早く飲めばよかったです。
目次
商品の説明・特徴
公式サイトはこちらより。
"ザ・グレンリベットの特徴的なスタイルを代表する、このクラシック・モルトは、主としてアメリカン・オークの空き樽で熟成されます。"と記載がある事から、バーボン樽熟成原酒がメインに使われているものと思われます。バーボン樽と言う事は、バニラっぽい味わいなのでしょうか？
また、こちらのページには、ザ・グレンリベットの歴史について書かれていました。政府公認の蒸留所となり、その価値の証が”The”なのですね。私も、本記事やSNS等に記載する時は、きちんと「ザ」を付けようと思いました。
キーモルト
シングルモルトウイスキーですので、キーモルトはありません。
覚えておきたいザ・グレンリベットあれこれ
- 創業者はジョージスミス
- 政府公認第1号蒸留所で1824年に創業。2024年の今年は、節目の創業200周年
- ポットスチルは、初留・再留で計14基
価格と入手性について
価格
2024年4月時点では、運が良ければ税込4,000円以内で買えるかもしれません。4,500円あれば、まず問題なく購入できる印象です。シングルモルトの12年表記としては、購入しやすい部類だと思います(某国産品の約1/3ですね)。
入手性
非常に良好です。イオンリカー等、大きな酒コーナーであれば購入できるレベルです。ネットでも、「売り切れ」と言う事はまずなさそうです。
飲んでみた感想と美味しかった飲み方
ストレート
香り：バニラの香りを強く感じました。奥の方に、レーズンの様なフルーツの香りも僅かに感じる気がします。
味：口に含んだ瞬間は、バニラ系の甘みを強く感じました。グレンモーレンジィの様な若干スパイシーさとかは無く、もっと純粋なバニラに近い印象です。口に含んでいると、少しずつ蜂蜜っぽい味が出てくる気がしました。アルコールのピリツキは、若干感じます。
トワイスアップ
ウイスキーと水はおよそ1:1です。
香り：バニラよりも、桃っぽい香りに変わった気がします。
味：バニラっぽさは健在です。アルコールのヒリツキは皆無になりました。そのお陰か？モルト由来と思われる麦っぽい甘味を感じるようになりました。とても美味しいと思います。
ロック
冷えることで、香りはあまり感じなくなりました。
味は、蜂蜜の味がかなり強くなった印象です。シングルモルトとブレンデッドの違いはありますが、同じ蜂蜜の甘みという括りで言えばサントリーローヤル辺りと飲み比べてみたいです。ロックもとても美味しいと思います。
ハイボール
ロック同様、蜂蜜系の甘味をしっかり感じました。ハイボールにすると、シャバシャバになって飲みごたえが無くなってしまう銘柄もありますが、ザ・グレンリベットは違いました。コクがあって、濃厚なハイボールという印象です。
シーバスリーガルのハイボールと、イメージは近い印象です。キーモルトこそ違いますが、同じペルノリカールの銘柄なので、ザ・グレンリベットのモルトが使われている可能性は考えられます。その意味では、ストラスアイラとザ・グレンリベットの飲み比べも面白いかもしれません。
甘みが強いので、食事中よりは食後の一杯と思いました。
美味しかった飲み方
- ロック
- トワイスアップ
- ハイボール
- ストレート
しっかりとした飲み応えの、ロックを1番にしました。ただ、ストレート以外は僅差です。ちょっと贅沢ですがハイボールにしても満足度は高いです。一方、この価格帯でもトワイスアップが非常に美味しいと思いました。
まとめ
コクがありながらも飲みやすいという、定番ブランドになるのも納得の味でした。ピート香は無いので、ピートの苦手な方には特にオススメ出来ると感じました。
最後に、ウイスキーを飲む上で非常に大事だと感じた、公式サイトのこのメッセージで締めようと思います。
”ウイスキーを評価することは、魅力のある啓発的で楽しいことです。友人との間では特にそうです。しかし、あまり考え過ぎないようにするのが一番です。味わうのが何であっても、それを受け入れるようにしましょう。最も重要なことは、あなたがウイスキーを楽しむことですから。”
- 味の満足度：7/10 (蜂蜜系シングルモルトを飲みたい時に)
- 入手性：8/10 (大手酒店に行けば、容易に購入可)
- また購入したいか：7/10 (ちょっと贅沢したい時のレギュラーメンバーになりそうです)