今回は、ジョニーウォーカー レッドラベルについて勉強、飲んでいきます。
ジョニーウォーカーシリーズの中では、ブラックとレッドが二台巨頭です。後述しますが、価格はブラックの半分程度。ただ、味の満足度も半分か?と聞かれると、決してそんな事はない印象です。
「ジョニーウォーカーブラックラベルを飲みました」の記事とセットでご覧頂ければ幸いです。
目次
商品の説明・特徴
公式サイトはこちらより。
大きな赤い文字で”スモークを覆うように流れ出る蜂蜜”とあります。これだけでも、ハチミツのような甘みとスモーキーな味わいを期待できます。
また、”力強く、鮮やかなフレーバーのために特別に選ばれたウイスキーたちをブレンドし、何と割っても燃えるようなスパイシーさを感じられます。”という文言から、スパイシーな味わいも期待できます。
キーモルト
公式サイトやブレンダーへのインタビュー記事等、確証の高い記事は見つける事が出来ませんでした。
推測にはなりますが、ジョニーウォーカーブラック同様ディアジオ社が所有する蒸留所のモルト原酒を使っているであろうことは想像できます。
ジョニーウォーカーブラックのキーモルトに関する記事はこちら。
価格と入手性について
価格
本記事作成時点(2024.05)ですが、各種通販サイトや大手小売店店頭を見る限り、実売価格1,500円程度で購入できる印象です。常飲しやすい価格帯といえます。
入手性
ジョニーウォーカーブラック同様、200mlのミニボトルであれば大手コンビニで購入できます。700mlボトルも大抵のスーパーの酒コーナーには置いてあり、入手性は極めて高いと言えると思います。旅行の時、コンビニで買って新幹線で飲むetcもしやすそうです。
飲んでみた感想と、美味しかった飲み方
ストレート
香り:アルコールのピリッとした香りが、最初に鼻に来ます。その奥に、穀物のような柔らかい甘い香りを感じます。
味:穀物系の柔らかい甘みと、ほんのりとですがスモーキーさも感じます。ただ、アルコールの刺激は強いです。この価格帯だと、作る側もストレートで飲む前提にはしていないのかもしれません。正直、ストレートで飲みたいとは思えませんでした。
トワイスアップ
香り:穀物系の柔らかく甘い香り。僅かながら、スモーキーさもあります。アルコールのピリつきは、気にならなくなりました。
味:一言で言えば、わずかにスモーキーなグレーンウイスキーという印象。ストレートは正直飲むのがきつかったけど、トワイスアップは美味しいと思います。「積極的に飲みたい」と感じるレベル。
ロック
冷えたことで、香りはほとんど感じなくなりました。
口に含んだ瞬間は、グレーンの柔らかい穀物系の甘みを感じるます。口の中で温度が上がるにつれて、ビターになったなと思ったら一気にスモーキーになっていく感じでしょうか。
この価格帯でスモーキーなブレンデッドウイスキーというと、他にはブラックニッカのリッチブレンドとブラックニッカスペシャルくらいしか思いつきません。
ジョニーウォーカー緑より美味しいか?と言われたら流石に緑の方が美味しいですが、価格に対する味の満足度は非常に高いと感じました。
ハイボール
グレーンの甘みは抑えられ、適度にピートの苦味を感じるとても美味しいハイボールという印象です。食事中でも食事の邪魔をしないし、食後にさらっと飲んでも美味しいと思います。
今度ジョニ黒との飲み比べもやる予定ですが、コスト(販売価格ほぼ半分)を考えると、ハイボールに関しては赤の方が満足度は高いかもしれません。
美味しかった飲み方順
- ハイボール
- トワイスアップ
- ロック
- ストレート
ハイボールの満足度は群を抜いていました。ロックとトワイスアップは迷ったのですが、想像していた以上にトワイスアップが美味しかったのでトワイスアップを次点としました。
まとめ
この価格帯はライバル製品も多いですが、個人的には頭ひとつどころか3つ程度抜けている印象です。スモーキーさの有無によるところが大きいかもしれません。逆に、スモーキーさが苦手な人は、他銘柄の方が飲みやすく感じると思います。
スコッチであれば、バランタインファイネスト・カティーサーク・デュワーズホワイトラベル・グランツ、日本メーカー(ジャパニーズとはあえて書きませんが)であれば角瓶・ブラックニッカスペシャル辺りが、購入時にライバルとなるはずです。一気には無理ですが、おいおいこれらとの飲み比べもやってみたいと思います。