今回は、グレンフィディック12年スペシャルリザーブについて勉強していきます。
ウイスキーを飲み始めてから「スコッチシングルモルトのは最多年間生産量」という事を知り、飲んでみたくなりました。瑞々しい甘味がとても印象的なウイスキーです。
緑で三角形のボトルの形も、印象に残ります。
目次
商品の説明・特徴
公式サイトはこちらより。
"上質なアメリカンオーク樽とヨーロピアンシェリー樽で最低12年間、丁寧に熟成。 さらに後熟することで甘く、複雑なオークの風味を作り上げます。"
と記載があります。ページの後半には
”アメリカンオーク樽、ヨーロピアンシェリー樽の中でそれぞれ最低12年間熟成されたモルトは 第6代モルトマスターであるブライアン・キンズマンによって特別に設計されたオーク樽の中でヴァッティングされ9ヶ月ほど後熟されます”
とも記載されています。後熟のために特別に設計された樽というのは、通常の熟成樽とどう違うのでしょうか?気になります。
蒸留所は、
現在も創業家のウィリアム・グラント&サンズ社が所有しています。
キーモルト
シングルモルトウイスキーですので、キーモルトはありません。
覚えておきたいグレンフィディックあれこれ
- 世界で初めて発売されたシングルモルト。1963年より発売開始
- ゲール語で意味は「鹿の谷」
- 1887年創業。創業者はウィリアムグラント
- スチルの数は、初留11基、再留20基。これは、スコットランド最多
- 年間生産量1,370万L。スコッチシングルモルトとしては最多
- 仕込み水は、ロビーデューの泉
- モンキーショルダーの構成原酒
価格と入手性について
価格
本記事作成時点(2024.03)ですが、各種通販サイトや大手小売店店頭を見る限り、実売価格では4,500円弱で購入できる印象です。しかし、2024年4月以降は希望小売価格は税込5,500円に。実売価格で5,000以下なら御の字になるかもしれません。
常飲するには厳しいお値段です。
入手性
ドラッグストアetcでも見かけることができます。大きな店舗であれば、AEON等でも見かけます。
Amazonでも普通の価格で出ているため、購入は難しくありません。
飲んでみた感想と美味しかった飲み方
ストレート
テイスティングノートにもあるように、口に含んだ瞬間は洋梨・ラフランスのような爽やかな甘味を強く感じました。口の中に含んでいると、途中から若干シェリー樽原酒から来ているであろう甘みも感じます。
また、水よりもトロッとした舌触りだと感じました。滑らかで、とても美味しく感じます。ピート感はありません。
トワイスアップ
ウイスキーと水は1:1にしています。
香り・口に含んだ瞬間の味ともに、シェリー樽原酒由来の、あの独特の味が強調されたように感じます。加水された事で、ストレートの時に感じたトロっと感は無くなった印象です。美味しくないわけではありませんが、個人的にはストレートの方が美味しく感じました。
ロック
温度が冷えた影響か、口に含んだ瞬間は味を若干感じにくくなる印象です。ただ、時間の経過とともに口の中で温められて、味が広がっていく変化が非常に面白いと思いました。
味の強度に変化がつく影響なのか、ストレートよりも甘味を強く感じる気がします。非常に美味しいです。
ハイボール
ウイスキーと炭酸は1:3で作っています。
炭酸で割ったことでより爽やかな味わいになり、同時にフルーティーさが強くなったと感じました。また、この価格帯のハイボールは非常に贅沢な気分を味わえます。
「ハイボールにするのは勿体無い」という感覚も分かるのですが、グレンフィディック12年のハイボールは、この価格帯でもアリだと感じました。
美味しかった飲み方の順番
- ロック
- ストレート
- ハイボール
- トワイスアップ
口の中での味の変化が非常に好みだったので、ロックを一番にしました。ストレートとハイボールは迷ったのですが、ストレートのトロッとした舌触りと味わいが勝ると判断しました。
まとめ
フルーティーさが印象に残るウイスキーでした。筆者は、ある程度ピート感のあるウイスキーが好きなのですが、これはこれで美味しいと思います。
逆に言えば、ピート感が苦手な人にも勧めやすいと思います。値上げ後は、おいそれと購入できる価格ではなくなってしまいますが、リピート購入はすると思いました。
- 味の満足度:7/10 (スッキリ系。フルーティーなウイスキーを飲みたい時に)
- 入手性:8/10 (大手酒店に行けば、普通に買えます)
- また購入したいか:7/10 (安くはありませんが、定期的に飲みたくなるウイスキーです)